サロンコンセプトについて

どんな想いをもって独立することにしましたか。

経営者となって、自分のサロンを持ちどんなことをしたいのか考えてみましょう。
そして、したいこと、実現したいサロンのイメージを具体的に思いつくままにアウトプットして整理していきましょう。
最低でも以下の項目については書面にしてみましょう。また例も参考にしてみて下さい。

① 経営理念(使命・目標)
何のためにこのサロンに集まっているのか。何のためにこのサロンが存在するのか。   
オーナー・スタッフ全員が志すもの。
そしてその使命をもとにどの様なサロンにしていきたいか。

② ターゲット顧客
一番来店欲しい顧客。(年齢・性別・地域・所得レベルなど)コアターゲット。

③ 提供するサービス・価値
ターゲット顧客に対してどんな施術・商品・空間を用意するか。
ターゲット顧客がどのように喜んでくれるか。

④ 他店との差別化
他のサロンに絶対負けないサービス・価値。

サロンコンセプト例

経営理念
(使命ミッション・目標ビジョン)
美容を通じてお客様の最高の笑顔をつくる。
安らぎの空間と時間を提供し、お客様の最高の笑顔のために、
スタッフも最高の笑顔ができるようになる。
ターゲット顧客
(性別・年齢・職業・収入・
ライフスタイル)
『どんなニーズを持つ人に対してサービスを提供するか』
30歳働く独身女性。
月収30万円。職場における責任も増え、ストレスが多い。
就業は9時から18時。土日は外出するが、仕事の疲れも多いため、
リフレッシュできていない。
美容に対する意識は高く、口コミ・ネット・雑誌等で新しい情報を求めている。
月の美容代はヘア・ネイルを含め2万円。
自らのこだわりもあり、自分に対する投資にさける所得も比較的高い。
30代になり、髪だけでなく肌の状態も気になっている。
提供するサービス
(メニューの特徴・接客・
空間・内装の特徴等)
『ターゲット顧客がなにで喜ぶか・なにで癒されるか』
自然とほっとして笑顔が出るような、あたたかい色の内装と、季節によって
変更する小物のディスプレイ。
日常から少し離れて落ち着ける空間で過ごす時間を提供する。
お待ちいただく時間には、種類豊富なドリンクで楽しんでいただく。
カウンセリングの時間を大切にし、お客様のニーズ・お悩みをしっかりと把握し、
その方だけのためのご提案を心がける。
体にできるだけ害のない安心できる薬剤・メニューを用意。
ヘッドスパにより癒し・リラックス。
他店にできないこと いつも自分のことをわかっていてくれるという安心感。
店販商品・薬剤等の豊富な最新情報の提供。
健康情報・グッズの販売

そしてそのコンセプトをスタッフと共有し同じ目標に向かっていくことが、サロン運営を成功させるための第一歩となります。
店内の内装、お客様向けの雑誌や飲み物の購入、メニューの作成、スタッフの採用など、サロンコンセプトに基づいて動いてくことで、他店とは違う特徴のあるお店が出来上がっていくはずです。