Ⅰ.火災保険

店舗を借りたらまずは火災保険に入りましょう

≪火災保険の目的≫
店舗の内装(壁・床・天井)や設備(セット面・シャンプーブース・美容器具など)が壊れたり、汚れたりした場合に、それを元に戻すための修繕費用を確保するためです。また、賃貸借契約書上でも退居時には「原状回復」を求められている場合が多く、火災などで退居せざるを得ない場合でも「元通りにしてから退居して下さい」という約束事がありますので、そのためにも加入は必須です。

≪どんな時に使えるか(例)≫
・火災・爆発・空き巣による破損・汚損
・自然災害(落雷・台風・大雨・大雪など)による破損・汚損
・不測かつ突発的な事故による破損・汚損

≪加入のタイミング≫
賃貸契約をする時。
賃貸契約が始まると、そこで起きたことに入居者の責任が発生する場合がありますので、賃貸契約の始まりと同時に保険がスタートされることが理想です。

Ⅱ.賠償責任保険

美容業向けの賠償責任保険に入りましょう

≪賠償責任保険の目的≫
お客様へ損害を与えてしまった場合、お店側は法律上(刑事・民事)・道義上の責任を負うことになります。
刑事上…刑罰(懲役刑・禁固刑・罰金刑・科料刑)
民事上…慰謝料や休業損害の賠償請求
道義上…社会的・倫理的な責任
賠償責任保険は上記のうち「民事上」の部分を補填するものです。
※「刑事上」の責任を追うことは稀です。

≪どんな時に使えるか(例)≫
・店舗内でお客様にケガをさせた場合
・薬液により、お客様の皮膚に炎症が起きた場合
・施術により、お客様の衣服を破損・汚損させた場合

≪保険金の対象になるもの≫
治療費・慰謝料(一部)・休業損害・治療に関する交通費・衣服のクリーニング代または弁償代(一部)

≪加入のタイミング≫
オープン前。
お店の内装工事などのスケジュールに基づいて、オープン日が決まったら、その日に合わせて保険がスタートできるようにしましょう。

Ⅲ.加入スケジュール

物件確保 → 融資確定 → 火災保険加入 → 賃貸契約 → 内装工事 → 賠償責任保険加入 → オープン

Ⅳ.ご相談はらいふ保険サポートまで

ご不明な点がございましたら、らいふ保険サポートまでご相談下さい。(03-3902-1200)